Shopify Sidekickとは?機能・使い方・Winter ’26最新アップデートまで完全ガイド
商品登録、データ分析、マーケティング施策など、細かい作業に追われて、肝心の施策に手が回らないと感じる場面も多いのではないでしょうか。
「もし24時間いつでも相談できる専属AIが、管理画面の中に最初からいたら?」
そこで活用したいのが、Shopify公式のAIアシスタント「Sidekick」です。追加料金なし・設定不要で無料で利用でき、2025年4月から日本語を含む20言語に対応しています。さらに2025年末の「Winter ’26 Edition」で機能が大幅に進化しました。
この記事では、Sidekickの基本機能・できること・使い方・効果的な使い方のコツ・Winter ’26の最新アップデート、そして「ここはプロに任せるべき」という限界と注意点まで、まとめてお伝えします。
目次
Shopify Sidekickとは?

Shopify Sidekickとは、Shopify管理画面に直接組み込まれた公式AIアシスタントです。外部サービスへの切り替えや設定作業は一切なく、管理画面を開いたまま使えます。
ここでは、基本的な定義・他のAI機能との違い・料金と対応環境を解説します。
ShopifyのAIコマースアシスタント
SidekickはShopify管理画面に直接統合された、AI搭載のコマースアシスタントです。コマースに関する知識と高度な推論力を備えた24時間365日対応のアシスタントとして、データ分析からコンテンツ作成、タスク実行まで幅広くサポートします。
普段使う自然な言葉で指示するだけで、商品登録・割引設定・レポート作成といったさまざまなタスクを実行します。時間のかかる処理はバックグラウンドで継続し、完了すると通知が届きます。
管理画面の紫色のメガネアイコンをクリックするだけで起動でき、追加の設定は不要です。Shopifyの全プランに無料提供されており、日本語を含む20言語に対応しています。
Sidekickはチームのビジネスコンサルタントのような存在として、リアルタイムでデータと業務を分析し、積極的な提案を行ないます。
*出典 Sidekickは、Shopifyでビジネスをより簡単に立ち上げて、運営し、拡大するために設計された、AI対応のコマースアシスタントです。
*出典 Sidekick – Shopifyヘルプセンター
Shopify MagicとSidekickの違い
Shopifyのサイトや記事を読んでいると、「Shopify Magic」と「Sidekick」という2つの名称が出てきて、どちらが何を指すのか混乱している方も多いのではないでしょうか。簡単にたとえると、MagicはShopify全体に組み込まれた「AIツールキット」、SidekickはそのAIと会話しながら操作できる「インターフェース」のような関係です。
役割で分けると、Magicはブログ記事・商品説明・FAQ回答の自動生成など、特定タスクの実行を担当します。一方Sidekickは、売上データの分析や意思決定のサポート、複数タスクをまとめて連携実行するような、より複雑な業務を会話形式でこなします。
以下の表に、違いをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
| 比較項目 | Shopify Magic | Sidekick |
| 役割 | Shopify全体に組み込まれたAI機能群の土台 | その土台を会話で使いこなすための専属アシスタント |
| できること | 文章・画像の生成、よくある質問への自動回答など、決まった作業を自動でこなす | 売上の読み解き、次の手の提案、複数の作業をまとめて実行するなど、判断を伴う業務を幅広くサポート |
| 使い方 | 管理画面の各メニューから、必要な機能をその都度呼び出す | チャット画面に話しかけるだけ。やりたいことを伝えれば動いてくれる |
| 言語 | 機能によっては英語のみ対応 | 日本語でそのまま使える(2025年4月より20言語に正式対応) |
| 向いている場面 | 商品説明を書く、画像の背景を消す、メールの文面をつくるなど、一つひとつのタスクをこなしたいとき | 「先月の売上が落ちた原因を知りたい」「割引クーポンをすぐつくりたい」など、考えながら動きたいとき |
| 得意なこと | 単発のコンテンツ制作・定型作業の効率化 | データをもとにした分析・提案・ストア全体を横断した課題解決 |
| 料金 | 全プラン無料 | 基本無料。一部の高度な機能はプランによって異なる |
料金・対応プラン・対応言語
Sidekickは、BasicからShopify Plusまで全プランで追加料金なしで使えます。スタッフメンバーも、それぞれの管理者権限の範囲内であれば同様に利用可能です。
言語は2025年4月のアップデートで日本語を含む20言語に正式対応。管理画面の言語設定に自動で追従するので、切り替えの手間もありません。
現時点で、利用できる環境はデスクトップとShopifyモバイルアプリ(iOS・Android)です。モバイルブラウザやタブレット(iPad含む)では現在対応していないため、外出先で使う場合はアプリ版を活用するのがおすすめです。
Shopify Sidekickでできる5つのこと

Sidekickの機能は「何でも聞ける便利なチャット」ではなく、EC運営の実務に紐づいた5つの領域に集中しています。コンテンツ生成からデータ分析・タスク自動化・管理画面ガイダンス・テーマ編集まで、各機能の実務的な活用イメージを解説します。
① コンテンツ生成|商品説明・ブログ・メール・画像
コンテンツ制作はSidekickが最もすぐに効果を発揮する領域です。商品説明文は商品名・カテゴリ・特徴を入力し、「カジュアルなトーンで」「高級感のある表現で」と指定するだけで、ターゲットに合った文章を自動生成します。SKU数が多いストアでは登録作業の時間を大幅に削減できます。
ブログ記事は、キーワードを指定するとSEOを意識した下書きを作成でき、Shopify Emailのメールキャンペーンでは件名・本文の提案も行ないます。テキストの説明から商品画像やバナーまで生成でき、日本語から他言語への多言語翻訳もワンクリックで翻訳できます。
② データ分析・カスタムレポート作成
「過去60日間のカナダからの売上を教えて」のように、知りたいことを言葉で伝えるだけで、Sidekickが自動でデータを集計しレポートを作成してくれます。ShopifyQLなどのクエリ言語を知らなくても、担当者がそのまま使えるのが大きな魅力です。
結果は棒グラフやドーナツグラフでチャット画面内に表示されるため、数字を視覚的に把握できます。
また、複数の質問をつなげた多段階の分析にも対応しており、「この商品の価格弾力性を計算して」といった複雑な要求にも答えられます。さらに、Shopifyが標準では追跡していないデータについても、段階的に指示を重ねることで算出できます。
③ タスク自動化|割引・セグメント・Shopify Flow
「全顧客に10%オフの割引をつくって」と伝えるだけで、割引コードをすぐに作成してくれます。顧客セグメントも条件を言葉で指示すれば新規作成でき、既存セグメントの見直しにも対応しています。
Shopify Flowとの連携では、「3点未満の注文に”small”タグを付ける」といった自動化フローを指示文だけで組み立てられるのも便利です。新商品や新規顧客追加時のフォーム入力も代行してくれるので、細かい定型作業にかかっていた時間を短くできます。
安心なのは、管理者の承認なしに変更が加わることはない点です。「選択肢の提示→内容の確認→承認」という流れを必ず踏む設計なので、気づかないうちに意図しない動作を引き起こす心配はありません。
④ 管理画面ガイダンス|ステップバイステップの手順
「国外への配送料はどう設定すればいい?」と聞くと、具体的な設定手順をその場で教えてくれます。手順を教えてくれるだけでなく、該当の設定画面へ直接移動する機能も備わっているので、「説明を読みながら画面を探す」という手間がなくなります。
ドメイン接続などの複雑な設定も、困っていることを伝えるだけで次にやるべきことを順番にガイドしてくれます。これまでFAQを調べたり、サポートに問い合わせていたりしていた作業が、管理画面を離れずにその場で解決できるのは大きな時間の節約です。
操作に不慣れな方ほど効果を実感しやすく、Shopify導入直後のストアにも心強い機能といえます。
⑤ テーマ編集・ストアカスタマイズ
「ストアをもっとレトロな雰囲気にして」と伝えると、その雰囲気に合ったカラーやフォントの組み合わせを提案してくれます。「トップページのバナーを中央に寄せて」「余白をもう少し広くして」のような具体的な指示にも対応しており、デザインの細かい調整も言葉だけで進められます。
LiquidやCSSといった技術的な知識は不要で、コードを一切触らずにストアの見た目を整えられるのが大きな魅力です。専任のデザイナーやエンジニアがいないストアでも、ブランドイメージに合ったカスタマイズに取り組みやすくなります。
ただし、既存テーマや商品リストに登録済みの画像を直接編集することはできません。画像については新規生成のみ対応しているため、既存素材の加工が必要な場合は別途対応が必要です。
【2026年最新】Winter ’26 Editionで進化したSidekick

2025年末に発表されたWinter ’26 Editionで、Sidekickは「質問に答える受動的なアシスタント」から「ストアの状態を把握して先回りして動く能動的な協力者」へと大きく進化しました。ここでは、日本で利用可能な新機能を中心に紹介します。
Sidekick Pulse|能動的な提案機能
Winter ’26 Editionでもっとも大きな進化のひとつが、この「Sidekick Pulse」です。これまでのSidekickは、聞いたことに答えてくれる受け身のアシスタントでした。しかし、Pulseの登場で、ストアのデータやマーケットのトレンドを常に見ながら、こちらが気づく前に改善提案を出してくれる「能動的な協力者」へと進化しています。
たとえば、
- 売上が伸び悩んでいるカテゴリの検知
- 在庫切れリスクのある商品のアラート
- コンバージョン改善ポイントの提案
- 次に取るべきマーケ施策の推奨
などの提案を、こちらから質問しなくても受け取れます。24時間365日稼働するAIビジネスアドバイザーが常駐しているような感覚で活用できる機能です。
なお、「Sidekick Pulse」を利用するには、事前にShopify Network Intelligenceの有効化が必要です。Shopify Network Intelligenceを有効にすると、あなたのストアのデータが他のマーチャントのデータと安全に組み合わされ、より精度の高いインサイトの生成に活用されます。これにより、Sidekick Pulseの提案がより的確なものになります。
カスタムアプリ生成機能
Winter ’26 Editionで追加された注目機能が、自然言語の指示だけでShopify管理画面内で動作するカスタムアプリを自動生成してくれる機能です。従来はエンジニアへの依頼が必要だった社内ツールを、非エンジニアの管理者自身でつくれるようになりました。
Shopifyが公式に紹介している活用例は多岐にわたります。
- 再注文が必要な商品を推薦するアプリ
- チーム全体のタスク管理ツール
- 注文の返品・キャンセル可否をチェックするアプリ
- 選択した商品の割引チェックアウトリンクを生成するイベント準備アプリ
- CSVから会社情報を一括アップロードするB2B向けインポーター
など、業務ニーズに合わせてオリジナルツールを作成できます。日本のShopifyストアでも実際に利用可能で、「お気に入り登録アプリ」のような機能であれば指示文だけで実現できます。
ただし、生成したアプリの動作範囲は管理画面内のみで、フロントストアへの反映やアプリブロックの追加はできません。またカスタムアプリ生成機能は、Grow・Advanced・Shopify Plusプランで利用可能で、Basicプランでは利用できない点は注意が必要です。
自然言語でテーマを編集できる機能
Liquid・HTML・CSSの技術知識がなくても、自然言語の指示だけでShopifyテーマのデザインを調整できる機能がWinter ’26でさらに強化されました。
「トップページをもう少し華やかに」「商品ページのボタンをもっと目立つ色に」「全体をレトロな雰囲気に調整して」といった感覚的な表現を伝えるだけで、Sidekickが瞬時にデザインへ反映してくれます。Shopifyテーマストアの任意のテーマに対応しており、カスタムブロックの作成も可能です。
実装前にプレビューで確認でき、管理者の承認後に反映される仕組みのため、意図しない変更が本番環境に入るリスクもありません。
Shopify Flow自動化の進化
在庫管理・顧客タグ付け・通知連携など、EC運営で繰り返し発生する業務フローを自動化するShopify Flowとの連携も、Winter ’26で大きく進化しました。自動化したい内容を自然言語でSidekickに説明するだけで、動作するフローを自動構築してくれます。
たとえば「在庫が10以下になったら、仕入先に発注依頼を自動作成してチームに通知する」と指示すれば、Sidekickがその条件とアクションをフローに翻訳して組み立てます。作成されたフローは他の機能と同じく、管理者が確認・有効化してから動作する設計のため、意図しない自動実行のリスクを抑えながら業務効率化を進められます。
AI画像編集機能の強化
話題のAIでの画像編集機能も、ストアの画像エディタ内で使えるようになりました。画像の背景変更、要素の追加・削除、キャンバスサイズの拡大といった操作を、自然言語の指示だけで実行できます。
Shopifyモバイルアプリ内でもこの機能は利用でき、スマートフォンで撮影した商品写真をプロが仕上げたような商品画像に整えることも可能です。これまでPhotoshopやCanvaなどの画像編集ツールで行なっていた作業の多くが、Shopify管理画面内で完結するようになりました。
ビジュアル制作にリソースをかけにくいD2Cや小規模ブランドにとっては、コスト削減と作業時短の両面で実質的な効果が期待できるでしょう。
スキル機能|よく使うプロンプトを保存
毎週・毎月の定型業務で同じプロンプトを繰り返し使っている場合、その指示を「スキル」として保存しておくことで、次回以降はショートカットで呼び出すだけで同じ分析・タスクを実行できます。
たとえば「毎週月曜日に前週の売上トップ10商品とトレンドをグラフで表示する」という指示をスキルに保存しておけば、毎回プロンプトを入力する手間が省けます。スキルは最大25個まで保存でき、チーム共通の業務フローを標準化するのにも有効です。Sidekickを使い込むほど自社の業務に最適化されたツールへと育っていく、長期活用のカギとなる機能です。
【参考】海外先行・今後日本に導入予定の機能
\Winter ’26 Editionでは、まだ日本での対応が一部にとどまる機能や、開発者向けプレビュー段階の機能も数多く発表されています。
なかでも注目は、AIチャットの中で直接商品を購入できる「Agentic Storefronts」です。AIアシスタント経由で買い物をする流れが広がれば、ECサイトへの集客のあり方そのものが変わる可能性があります。
そのほか、声でSidekickと会話できる音声サポート機能(日本ではアーリーアクセス段階)や、サードパーティアプリがSidekickと連携できる「Sidekick App Extensions」(開発者プレビュー)なども発表されました。いずれも正式リリースに向けて開発が進んでいる機能です。最新情報はShopify公式アナウンスでこまめに確認することがおすすめです。
Shopify Sidekickの使い方・始め方

Sidekickは設定なしで使えますが、最初の起動方法と効果的なプロンプトの書き方を知っておくだけで、活用の質が大きく変わります。ここではSidekickの使い方と始め方について、解説します。
Sidekickを開く手順
使い始めるために必要な操作は1つだけです。Shopify管理画面にログインし、画面上部に表示されている紫色のメガネアイコンをクリックします。デスクトップでもShopifyモバイルアプリでも同じアイコンから起動でき、管理画面のどのページからでもアクセス可能です。
チャットウィンドウが開いたら、表示されているプロンプト例をクリックするか、「何でも質問する…」に自由に入力するだけで使い始められます。iOSデバイスでは、ロック画面にウィジェットとして追加することでクイックアクセスも可能です。初期設定や構成は一切必要なく、クリックした瞬間から使えます。
効果的なプロンプトのコツ
Sidekickを使いこなすには、どれだけ指示が具体的かが重要です。「どこの・何を・どのように・どうしたいか」を明確に伝えるほど、期待に近い回答が返ってきます。
たとえば「売上を伸ばしたい」と伝えるより、「今週末に在庫を減らしたい。在庫数上位3商品に有効なキャンペーン手法を3つ提案して」のように具体的に伝えるほうが、使える回答が返ってきます。複雑な依頼は一度に全部伝えようとせず、段階的に分けて指示するのもおすすめです。
文章を作成してもらうときは「カジュアルなトーンで」「ブランドらしい表現で」など、雰囲気を一言添えると仕上がりの質が上がります。ただし、数値やShopifyQLのコードはAIが誤って出力することがあるため、そのまま使わず必ず内容を確認しなければなりません。
スキル機能で定型業務を効率化
よく使うプロンプトは「スキル」として保存しておくと、毎回入力する手間を省けます。たとえば「今週のトップ5商品と売上傾向をグラフで教えて」という指示をスキル化しておけば、次回からショートカットで同じレポートを即時取得できます。
チーム内で共通のスキルセットを整備すれば、誰が操作しても同品質のデータが出力できる環境がつくれます。定型業務の時短に直接つながる機能です。
Shopify Sidekickの限界と注意点

Sidekickは多くの業務を効率化できる一方、AIツールとしての限界もあります。正しく理解した上で使うことが、ストア運営でのトラブルを避けるための前提です。
AIが誤った提案を出すことがある(ハルシネーション)
SidekickはAIである以上、回答が100%正確とは限りません。実際に、ShopifyQLのクエリが不完全だったり、案内された手順どおりに動かないケースも報告されています。
売上データなどの重要な数値やコードは、そのまま使わず必ず自分の目で確認することが大切です。Sidekickの提案はあくまで「たたき台」として活用し、最終的な判断は人が行なうことを忘れないようにしましょう。
Shopifyストア内のデータしか参照できない
Sidekickが参照できるのは、あくまで自分のShopifyストア内のデータに限られます。商品・注文・顧客情報といったShopify内のデータには詳しい一方、ZendeskやSlack、Notion、社内Wikiといった外部ツールの情報は参照できません。
外部ツールのデータと組み合わせて活用したい場合は、別途連携ツールを用意する必要があります。また、他のShopifyマーチャントの情報にアクセスすることもできない設計になっており、プライバシーはしっかり守られています。
顧客対応・サポートチャットには使えない
SidekickはEC運営者向けのアシスタントで、顧客と直接会話したりカスタマーサポートの問い合わせを代行したりはできません。顧客対応AIが必要な場合は別のツールを組み合わせる必要があります。
また、Shopifyアプリストアには「Sidekick AI – Automated Chat」という別会社製の類似名称アプリがあり、Shopify公式のSidekickとは異なる製品です。
既存テーマ・商品画像の編集は不可
画像の新規生成はできますが、すでにストアに登録されている画像を直接編集することはできません。既存の画像を変更したい場合は、Sidekickで新しい画像を生成したあと、手動で差し替える流れになります。
また、会話履歴は最大10件まで保存され、それを超えると古いものから順に削除されます。あとで見返したい分析結果や提案内容は、その都度メモに残しておくと安心です。
プラン別の利用制限(アプリ生成など一部機能)
基本機能はすべてのプランで利用できますが、カスタムアプリ生成機能はGrow・Advanced・Shopify Plusプランのみに限定されています。プランによって使える機能の範囲が異なるため、自分のプランで何ができるかは公式情報で確認しておくと安心です。
また、利用できる端末はデスクトップとShopifyモバイルアプリ(iOS・Android)のみです。モバイルブラウザやiPad(タブレット)には現在対応していないため、外出先で使いたい場合はアプリ版を活用するようにしましょう。
【業種別】Sidekickが特に効果を発揮するストア

Sidekickはどの業種でも使えますが、とくに恩恵が大きい事業タイプがあります。自社の状況に近いケースで活用イメージを確認してみてください。
D2C・小規模ブランド|限られた人員でも施策量産
スタッフが少なく、一人が複数の役割を担っているD2Cや小規模ブランドにとって、Sidekickは特に力を発揮します。
商品登録時の説明文やSEOタグの作成を自動化できるため、SKU数が多いストアでも登録作業にかかる時間を大幅に減らせます。キャンペーンの企画からLPのコピー、メール配信の提案まで、これまで複数の専門家に依頼していた業務を社内だけで進められるようになります。
外注コストを抑えながら施策の量と質を維持したいアパレル・コスメ・雑貨などのD2Cブランドと、特に相性のいい機能が揃っています。
越境EC・多言語ショップ|翻訳とローカライズの自動化
商品説明・LP・バナーの多言語翻訳をワンクリックで処理できるため、越境ECを展開するストアの運用負荷を大きく減らせます。機械的な直訳ではなく、購買者に伝わりやすい自然な表現で出力されるため、翻訳の質を保ちながら対応言語を広げられます。
地域別の人気商品や購入傾向をもとにした販売戦略の提案や、通貨・税率・配送条件の最適な設定方法のガイドもSidekickが対応してくれます。
「翻訳や設定の手間がネックで越境ECに踏み出せていない」という小規模チームにとって、実質的な参入のハードルを下げてくれるでしょう。
キャンペーン主体のEC|A/Bテスト設計・分析の高速化
セールやキャンペーンを頻繁に行なうストアでは、LP文章・バナーコピー・メールタイトルの複数パターンを用意するだけでも、かなりの時間がかかります。Sidekickを使えば、これらの複数パターンを自動で生成できるため、制作にかかる手間を大幅に減らせます。
A/Bテストの設計から結果の分析、次の改善提案まで一貫してサポートしてくれるので、PDCAを素早く回したいキャンペーン運営との相性は抜群です。
データ分析と施策立案を行き来するコストが下がることで、少人数のチームでも複数の施策を並行して動かせる運用体制が整えやすくなります。
Sidekickで解決できる範囲 vs プロの力が必要な領域

Sidekickで解決できる業務と、Shopify Expertなどプロの支援が必要な領域を正確に切り分けることが、今後のEC運営の質を左右します。ここでは、どちらに何を任せるかの判断軸について解説します。
Sidekickで自力解決できる業務
Sidekickが得意とするのは、指示を出すだけで完結する定型業務です。商品説明・ブログ記事・メール文章・画像といったコンテンツの生成、標準レポートの作成や基本的なデータ分析、カラーやフォントなどテーマの軽微なデザイン調整、Shopify Flowを使った業務の自動化、割引コードや顧客セグメントの作成、管理画面の操作ガイダンスなどが該当します。
LiquidやCSSといった技術的な知識がなくても、言葉で指示するだけで完結する業務が中心です。「まずSidekickに任せてみる」という姿勢で取り組むと、日々の運用負荷を着実に減らしていけます。
プロ(Shopify Experts)の支援が必要な領域
一方、プロの支援が必要な領域も明確にあります。LiquidやJSONを使った高度なテーマカスタマイズ、ERPやWMS・OMSといった基幹システムとの複雑な連携、BtoB・BtoCを両立する複合サイトの設計などは、Sidekickの指示だけでは対応できません。
KPI設計やマーケティング戦略・CVR改善の全体設計、越境ECの多通貨・多言語・税制対応を含む包括的な構築、カゴ落ち分析と改善施策の立案、大規模ストアへの拡張やリプレイスといった領域も同様です。セキュリティやパフォーマンスの最適化も、経験豊富な専門家による戦略的な支援が欠かせません。
これらは単発のAI回答でカバーできるものではなく、ビジネスの全体像を把握した上で動ける専門家の力が必要な領域です。
asnaroがサポートできること(Shopify Experts認定)
asnaro(アスナロ)は、AI活用を前提としたEC構築・運用代行を提供しています。Sidekickを活用した効率的な運用設計から、プロでしか対応できない高度なカスタマイズまで一気通貫でサポートできるのが強みです。
制作・運営・物流・マーケティングをワンストップで担い、アパレル・コスメ・食品・雑貨など業種別のノウハウも豊富に蓄積しています。越境EC・BtoB・D2Cなど多様な事業形態にも対応しており、Sidekickで自走できる体制づくりから、専門家が伴走する高度な改善まで、ストアの成長段階に合わせて幅広くサポートします。
まとめ

Shopify Sidekickは、全プラン無料・日本語対応で今日から使えるShopify公式のAIコマースアシスタントです。Winter ’26 Editionで「受動的な質問回答」から「能動的な業務パートナー」へと大きく進化し、Sidekick Pulseによるプロアクティブな提案、アプリ生成、テーマ編集、Flow自動化など、日本でも使える新機能が充実しました。
一方で、AIには限界もあります。重要なデータは必ず再確認が必要で、既存画像の編集や外部データの参照には対応していません。Sidekickで自己解決できる範囲と、Shopify Expertsなどプロの支援が必要な領域を見極めることが、これからのEC運営で成果を出すカギになります。
AI活用を前提とした構築・運用についてのご相談は、Shopify Experts認定のasnaro(アスナロ)までお気軽にどうぞ。
Shopify Sidekickに関するよくある質問
Q1. Shopify Sidekickは無料で使える?
はい、全プランで追加料金なしに利用できます。Basic・Grow・Advanced・Shopify Plusいずれのプランでも利用可能で、アプリのインストールも不要です。ただし、カスタムアプリ生成など一部の機能はGrow以上のプランに制限されており、プランによって使える機能の範囲が異なります。
Q2. 日本語で使えますか?
2025年4月から日本語を含む20言語に正式対応しています。管理画面の言語設定に合わせて自動で日本語に切り替わるため、特別な設定は不要です。日本語での入力・回答に加え、音声入力にも対応しています。
Q3. Shopify Magicとどう違う?
Shopify Magicは生成AI機能全体の基盤で、テキスト生成・画像編集などの総称です。Sidekickはその機能を自然言語で呼び出せる対話型アシスタントで、データ分析やタスク自動化を担います。
Q4. Sidekickが間違った提案をしたらどうする?
Sidekickはマーチャントの承認なしに変更を加えません。AIの回答は誤ることもあるため、重要な数値やコードは必ず確認し、提案はたたき台として活用しましょう。
Q5. カスタマーサポートのチャットに使える?
いいえ、SidekickはEC運営者向けのアシスタントで、顧客と直接会話する機能はありません。類似名称の別製品「Sidekick AI - Automated Chat」とは異なるため注意してください。









