shopify費用

Shopifyの費用はいくら?基本料金から手数料まで徹底解説

shopify費用

ShopifyでECサイトをつくる際、気になるのが費用です。

具体的にどれくらいかかるのかは、プランによって異なりますが、それぞれのプランの特徴や基本料金を把握しておくことは、予算に合わせたECサイトの構築を可能にします。

そこで今回は、ShopifyでECサイトを構築する際に必要な費用について徹底解説。基本料金や手数料をはじめ、決済方法についてもまとめていますので、

「基本料金はかかるのか?」
「手数料はいくらなのか?」

気になる方は、ぜひご参考にしてください。

Shopifyの基本料金

Shopifyはプランによってかかる料金が異なります。以下がShopifyのプラン別の基本料金です。

プラン 基本料金
ベーシック 月額25米ドル(日本円約3,700円)
スタンダード 月額69米ドル(日本円約10,200円)
プレミアム 月額299米ドル(日本円約45,000円)
スターター 月額5米ドル(日本円約600円)
Plus 月額2,300米ドル~(日本円約340,000円~)

はじめに、各プランの基本料金について解説します。

ベーシック

ベーシックプランは、初めてネットショップを開設する方や、気軽にShopifyを試したい方におすすめです。Shopifyが提供しているテーマを利用してECサイトの構築や、Shopifyの基本機能を利用することができます。ベーシックプランの基本料金は月額25米ドルで、日本円にすると約3,700円です。

スタンダード

スタンダードプランは、ネットショップの運営に慣れている方や、利益を増やしたい方に適しています。ベーシックプランよりも利用できる機能が多く、為替レートの設定や、多言語の設定などの機能が追加されています。スタンダードプランの基本料金は、月額69米ドルで、日本円にすると約10,200円です。

プレミアム

プレミアムプランは、大規模な利益を出している方や、高度な分析を行いたい方に最適です。ベーシックプランの機能に加え、外部サービスの送料自動計算、レポートのカスタマイズなど、豊富な機能が追加されています。プレミアムプランの基本料金は、月額299米ドル、日本円にすると約45,000円です。

スターター

スタータプランは、一時的に、または試験的に自身のSNSやウェブサイトで商品を販売したい方におすすめです。このプランは、SNSでの販売のみに特化する事業者向けの最低限の機能を有したプランです。基本料金は月額5米ドル、日本円で約600円です。

Plus

Plusプランは、大規模なECサイトを構築するプランです。大規模なECサイトを運営している方や、高度な機能を必要とする方に向いています。受注や在庫管理などの自動化が可能で、複数のストアを一括管理することもできます。Shopify Plusの基本料金は、月額2,300米ドル〜で、日本円にすると、約340,000円〜です。

Shopifyの手数料一覧

Shopifyを利用するには、基本料金のほかに手数料が発生します。ここからは、各手数料について解説します。

クレジットカード手数料

Shopifyでは、クレジットカードを使用した決済時にクレジットカード手数料が発生します。この手数料は、クレジットカードの発行元が国内か海外かによって異なります。また、Shopifyのプランによっても手数料が変わり、上位のプランであるほど手数料は安くなる傾向があります。

取引手数料

Shopifyでは、取引手数料が発生します。この手数料は、決済サービスを使用して顧客からの支払いを受ける際に適用される料金のことを指します。Shopifyペイメントを利用すれば、取引手数料は無料になります。

他の決済方法では、選択したプランによって取引手数料は異なり、ベーシックプランでは2.0%、スタンダードプランでは1.0%、プレミアムプランでは0.5%の取引手数料が発生します。

振込(入金)手数料

振込手数料とは、Shopifyでの売上金を口座に振り込む際の手数料のことを指します。他のECサイトサービスでは、振込手数料が数百円かかることが一般的ですが、Shopifyペイメントを利用すれば、振込手数料が無料となっています。一部の後払い決済に関しては、日本国内の場合220円、海外送金の場合は2,500円かかります。

両替手数料

両替手数料は、日本円以外の通貨を受け取った際に、両替する際に発生する料金のことを指します。両替手数料は、ストアがある国により異なります。Shopifyの両替手数料は以下の通りです。

  • アメリカ:1.5%
  • その他の国:2.0%(Shopifyペイメントを利用している場合)

Shopifyで使用できる決済方法とそれぞれの手数料

Shopifyでは、決済方法によってかかる手数料が異なります。ここでは、各決済方法の特徴と、手数料について解説します。

Shopify ペイメント

ShopifyペイメントはShopifyが提供する公式の決済方法です。初期費用や月額固定費が不要で、クレジットカード支払いやApple Pay、Google Payも利用できます。他の決済方法を利用する場合は、利用開始までに数ヶ月かかる場合もありますが、Shopifyペイメントであれば、決済事業者との契約なしに、すぐに利用できる点も嬉しいポイントです。

通常発生する取引手数料もShopifyペイメントであれば、無料です。クレジットカード手数料は、Mastercardで3.25%〜3.4%、American Expressで3.8%〜3.9%、JCBで4.05%〜4.15%となり、Shopifyプランにより変動します。

Google Pay

Google Payは、Suica、PASMOなどの、非接触型決済サービスをはじめ、各種ポイントカード、チケット、クレジットカード情報などを一括で管理できるサービスです。Shopifyペイメントの設定画面で、GooglePayのチェックボックスにチェックを入れるだけで、GooglPayを導入できます。

この支払い方法は、Googleアカウントを取得していて、GooglePayの設定をしている場合に利便性のある決済サービスといえます。振込手数料や決済手数料は、Shopifyペイメントと同様です。

Amazon Pay

Amazon Payは、Amazonアカウントに登録された情報を利用して商品やサービスの支払いが可能な決済サービスです。Amazon Payを導入すれば、ユーザーのAmazonアカウント情報を利用して購入手続きを簡略化できることから、コンバージョン率の向上に繋げられるというメリットがあります。

AmazonPayは、初期費用や月額費用はかかりませんが、決済手数料が3.9%かかります。デジタル商材に関しては4.5%です。また、取引手数料は0.5〜2.0%でプランにより変動します。

Apple Pay

Apple Payは、自身のApple IDに登録された情報を使って商品やサービスの支払いを行なうことができる決済サービスです。Apple IDを持っている人は多数いることから、幅広いターゲット層に受け入れられる支払い方法といえます。

Apple Payは、Shopify ペイメントの導入と併せて利用できる決済方法なので、チェックしておくことをおすすめします。外部サービス取引手数料は無料で、振込手数料や決済手数料は、Shopifyペイメントと同様です。

Shop Pay

Shop PayはShopifyが提供する決済方法です。Shopifyペイメントと紐付けして利用することが可能です。メールアドレスと電話番号を登録すれば、2回目以降の商品を購入する際に、配送先や決済情報が自動反映され、簡単に支払いができるのも、Shop Payの特徴の一つです。

Shop Payのユーザー数は4000万人を超えていることから、多くの人が利用でき、導入すると決済スピードやコンバージョン率を向上させることに繋がるでしょう。発生する手数料はShopifyペイメントと同様です。

PayPal(ペイパル)

PayPalはPayPalアカウントを利用した決済方法です。特に海外のユーザーの使用率が高い決済方法です。そのため、越境ECを利用するのであれば、PayPalを導入することをおすすめします。

PayPalは、ShopifyでECサイトを構築し開設した時点で使用できる支払い方法となります。振込手数料は、出金額50,000円以上であれば無料ですが、50,000円以下の場合は1件あたり250円かかります。また、決済手数料に関しては、3.6%+40円かかります。

KOMOJU

KOMOJUは、株式会社degicaが提供している支払いサービスで、クレジットカード以外の決済方法に対応しています。コンビニ決済やQRコード決済なども利用可能です。クレジットカードの決済手数料はVisa、Mastercardの場合は3.60%、それ以外の場合は3.85%となります。コンビニ決済は2.75%と低い設定になっています。

振込手数料は、3万円未満で日本国内であれば216円です。海外送金の場合は、2,500円となります。外部サービス取引手数料も有料で、Shopifyのプランによって0.5〜2.0%で変動します。

Paidy

Paidyは、クレジットカードを持っていないユーザーでも、スマートフォンがあれば決済できる後払いサービスです。商品を購入した後、万が一支払いが滞ってしまった場合でも、売上金の入金はPaidyが100%保証します。

振込手数料や外部サービス取引手数料の詳細に関しては、個別にPaidyに問い合わせをして確認する必要があります。

NP後払い

NP後払いは、クレジットカードを持たない人でも後払いで商品が購入できる決済サービスです。クレジットカードを持たない人をターゲットにできるため、売上アップが見込めます。

売上金の入金も100%保証されている為、安心して利用できます。NP後払いの決済手数料はプランによって異なり、2.9〜5%で変動します。振込手数料は、個別に問い合わせをしてご確認ください。

atone

Shopifyでの決済方法の一つatoneは、商品を受け取った後に支払う後払いサービスです。利用者は、携帯電話とパスワードの入力のみで簡単に決済できます。この決済方法は、ポイント制度を有しており、溜まったポイントで値引きができるので、ポイントによる集客効果も見込めます。

決済手数料は、スタンダードプランで3.5%、プレミアムプランで2.5%かかります。プレミアムプランでは、手数料の他に月額48,000円(税別)かかるため、注意が必要です。

他社、主要ECカートとの比較

Shopify、BASE、STORESの入金サイクルや手数料に関する比較情報は以下のとおりです。

項目 Shopify BASE STORES
初期費用 0円 0円 0円
取引手数料 0円 (Shopifyペイメント利用時) 3% 0円
決済手数料 3.25〜3.9% 3.6%+40円 無料プラン: 5%
有料プラン: 3.6%
振込手数料 0円 (Shopifyペイメント利用時) 2万円未満: 500円
2万円以上: 無料
一律275円
入金サイクル 5~11日 (Shopifyペイメント利用時) 振込申請から10営業日 月末締め翌月末払い

Shopifyでは、決済方法により、入金サイクルが変わります。Shopifyペイメントを利用すれば、5〜11日で振り込まれるため、他社よりも入金サイクルが短いといえます。

Baseの入金サイクルは、振込申請から10営業日です。初期費用と月額費用は無料となっていますが、他社と比べると手数料がやや高い傾向にあります。

Storesは、入金サイクルが月末締め翌月末払いと、他社と比べて長いといえるでしょう。有料プランを選択することで手数料が安くなるという特徴があります。

消費税について

Shopifyはカナダの企業であり、日本国内では海外事業者として扱われるため、月額利用料金や手数料に対して日本の消費税が課税されることはありません。

ただし、他の国や地域では、定められている課税率に従った金額が請求される場合があるため、日本国内以外で利用する場合は、事前に確認しておくことが大切です。

まとめ

Shopifyの基本料金は、プランによって異なります。構築するECサイトの規模や、必要な機能によって適切なプランは変わりますので、どのようなECサイトを構築するのかを明確にし、プランを選択すると良いでしょう。

また、Shopifyは、基本料金の他に手数料が発生します。クレジットカード手数料や取引手数料など各手数料についてECサイト構築前に確認しておくことをおすすめします。

お問い合わせはこちらから

お電話でのお問い合わせ

受付時間 10:00~19:00