【コラム】asnaroらしいサービスってなんだろう…?

こんにちは、hakutsuです。

いつも仕事をしながら考えていることがあります。

それは…

asnaroらしいサービスってどういうものなんだろう?

ということ。

お客様の課題を解決する。これは当たり前だしどこでも言ってる。
なくてはならない存在になる。これもよく聞く耳障りのいい言葉。
売上を伸ばすお手伝い?ブランド価値を高めるサポート?

どれも、そうなんだけど、なんか正しく捉えられていないような気がしています。

そんな時、あるプロジェクトを通じて、あ、もしかしたらこういうことかも?と思える出来事があったので、今日は備忘録替わりに書き残しておくことにします。

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ぼくらは『ECのミカタ』さんという会社経由で、地方の個人事業主に向けてECに関するセミナーを行なっています。
昨年からはじまった取組みで、2021年は福島が対象。主に蔵元や酒屋さんに向けて、ECの基礎知識から応用、現状運用しているなかでの課題解決策などを1回1時間、全5回のセミナー形式でお伝えしていました。

2年目となる今年の舞台は長野県。昨年に引き続き酒蔵も一件ありますが、それ以外はりんご農園だったり自家製ピクルスだったりと実に多種多様な事業主さんたち。

どの事業主さんも規模が小さく、まさしく個人事業主の名にふさわしい。一人、ないしは二人。多くても家族で経営している事業体ばかりです。

するとみなさん口を揃えていうのです。

「いろいろやりたいけどリソースが足りない」

そりゃそうです。種を蒔くのも、育てるのも、収穫するのもすべて一人。その上梱包したり、発送したりも事業主さんの仕事です。ここに加えてECサイトの運営となると、もう目がまわるし、手がまわらない。

いっぽうで地方の片田舎で事業を興している方々は商品に対する思い入れもひと一倍。
ブランディングにも意識が当然向かうわけです。
ただし、満足のいくブランディング活動ができているかというと、それもリソースが足りなくてどうしても中途半端になってしまう。

みなさん、ほとほと困っているのです。

そんなとき、ぼくらはどうするか。

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有名な格言として『授人以魚 不如授人以漁』という言葉があります。
飢えている人がいるときに、魚を与えるか、魚の釣り方を教えるか、という意味です。

ビジネスにおける教育の現場でよく使われる格言なので、聞いたことがある方も少なくないかもしれません。

これにならって、先ほどの地方事業主の「困った」にどう応えるか、を当てはめてみると。

「リソース不足で困っているお客様に、リソースそのものを提供する」

魚を与えると、すごく喜ばれるでしょう。
今回の例でいえば、ECサイトの改修をぼくたちで肩代わりしてあげることになります。
あるいは、メールマガジンの制作や配信を代行してあげることになります。

ただし、そこにはお金が発生すると同時に、ぼくらとの関係が終了したとき
事業主さんたちに何もノウハウが残らない。
その先の成長が望めないわけです。

これは、ぼくらasnaroのサービスとしても、本意ではない。

それよりも

「リソース不足で困っているお客様に、リソースの作り方を提供する」

ECサイトでコンテンツを発信するときに、あるいはブランディング活動を推進するときに、
もととなる情報を整理する。
事業主さんだけではできないことだから、項目はこちらで用意してあげる。
でも実際に考えて、言語化するのは事業主さん。

この情報整理の支援によって、事業主さんはいざコンテンツを作る時、
ブランディングをするとき、迷いもなくなおかつブレもなくなる。
これって目には見えないけれど、ものすごく時間と手間の短縮になるのです。
その分のリソースを、一歩前進することに費やしてもらえるのです。

これこそが、asnaroらしいサービス。
課題に対して本質で捉えて、お互いに成長していくことを目指しています。

「これ、本当にやってよかったです」
「これからの事業に役に立つと思う。あらためてお礼をいいます」
「最初はなんだろうと思ったけど、あらためて向き合う機会になりました」

実際にお客様からいただいた言葉です。
ありがたいことです。

魚を与えるのではなく、釣り方を教える。
asnaroのサービスはこれからも、顧客課題の本質を捉え、
“やってよかった”と感じていただけるものを提供してまいります。

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