【事例紹介】採用ブランディングの主役は一人ひとりの社員!

  • ENTRY:2022.07.25.Mon

こんにちは、hakutsuです。

今回の事例紹介は採用ブランディングに成功し、対前年比280%の採用成功を実現したベンチャー企業になります。

【背景と課題】

HRテックベンチャーのC社。創業以来コツコツと育ててきたプロダクトがようやく時代のニーズとリンクし、ベンチャーキャピタルからの資金調達にも成功。ローカルではありますがテレビCMも打つなど、まさに第二創業期を迎えていました。

しかし、それまで今ひとつインパクトに欠ける事業展開だったことから学生や求職者からの認知度は非常に低く、就職先、転職先としての候補に上がることもほとんどありませんでした。従来の堅実路線で事業拡大を図っていくのであればそれでも問題はなかったのですが、時流に乗り始めている今、従業員数不足は成長のアキレス腱。

そこで人事採用責任者を中心に採用ブランディングに着手しました。ところが具体的に何から始めたらいいのか、知見のあるメンバーが社内にいません。そこで私の元に相談が来たのでした。

【アセットを見極めてやることを絞る】

まず私が着手したのはC社のアセットを明確にすること。アセットとは資産のことで、特にその会社が保有しているバリューや魅力を指します。テック系ベンチャーの場合、ついプロダクトに走りがちですが、そしてC社のプロジェクトチームもその予定でありましたが、必ずしも採用においては正解とは限りません。

また、チームの皆さんがディスカッションしていたのは採用スローガンをどうするか、ということでした。私はコピーライターとしてこれまで数十社に及ぶ採用スローガンやコンセプトワードを作ってきたので、その実績が買われて声をかけていただいたのです。しかし、最初の会議で私が提案したのは何かフレーズのようなものを作るのはやめませんか、というもの。

と、いうのも採用ブランディングにおいてスローガンやキャッチーなフレーズを作るとそれだけで何かやりきった感が生まれ、その先のアクションに繋がらないことが多いからです。そして私はメンバーの皆さんに「採用ブランディングにおいては、いいことを言うよりも、いいことをやる方が大切です」とお伝えしました。

それでアセット探しからやり直すことにしたのです。その結果、C社のアセットは「人」であることが判明。一人ひとりが創業からの苦労をそれぞれの持ち場、それぞれの立場から語れることがわかったのです。これは強い、と認識した私は社員インタビューを連載していく提案をしました。そして、それ以外のことはやらない、ということも宣言したのです。

【網羅性より一点訴求】

採用ブランディングに限った話ではないのですが、あれもこれもやろうとすると手が回らなくなりがちです。また複雑な構造の取り組みは属人性が高くなりすぎて、担当者の病欠や退職と共に終了フラグが立ってしまいがち。そうならないためにもやることをシンプルに削ぎ落とし、誰でも実現可能なコンテンツを企画することにしました。

その結果が社員インタビューになるわけですが、ここに企画のキモがあります。単なるインタビューではなく、その記事内でリスペクトする仲間を一人あげ、その理由とともに次のインタビューに指名するリレー形式を作ったのです。

こうすることによって人の良さ、チームワーク、心理的安全性、自分もその輪に加わりたいと思わせることなどさまざまな訴求効果が生まれると考えました。

結果は…大成功。週1回の連載で半年かけて全社員がリレーのようにバトンを渡しながら登場することに。掲載メディアを低コストでコンテンツを掲載できるWANTEDLYに絞ったのも功を奏したのでしょう、対前年比280%の採用人数を達成した月もありました。

WANTEDLYは主にキャリア採用のメディアとして知られていますが、新卒に対しても効果がありました。ポイントは学生とのやり取りに使うメールで案内すること、メールのシグネチャーにURLを併記すること。その際も「回せ!社員の魂のバトン!絶賛連載中リレーインタビューはこちら!」といった惹きのあるフレーズでのインビテーションを心がけるなど、さまざまなマーケティングテクニックを活用しました。

【まとめ】

採用ブランディングというとつい、肩に力の入った取り組みになってしまいがちですが、自社の魅力や持ち味を見せる上で背伸びをするのは良くありません。なんといっても外から見ている分には良くても、入社後になんだ全然違うじゃないか、ということになってしまいます。これは絶対に避けたいところ。

それだけに組織活性化や採用周りの経験と実績が豊富なCIN GROUPのasnaroには日々、お問い合わせが舞い込んでくるのでしょう。相談は無料ですので、採用ブランディングでお悩みの方、ぜひお声がけくださいませ。