【失敗は成功の元の素】005:はじめるより続けることのほうが大事

こんにちは、hakutsuです。

前回はSNSマーケティングをはじめる前に基本的な機能や特徴の違いについて紹介しました。自社のサービスや商材にピッタリなSNSは見つかったでしょうか。

さて今回はどのツールにも共通している「運用」における重要なポイントを解説します。SNSマーケティングに限った話ではありませんが、こういった取組みは立ち上げよりも継続のほうが何倍もパワーがかかります。派手派手しくスタートしたと思いきや、いつの間にか消えていた、という公式アカウントが後を絶たないことからもその難易度、重要性が伝わってくるのではないでしょうか。

ではさっそく、アカウント解説前に用意しておくべきポイントを説明しましょう。

責任者を必ず用意する

できれば専任が望ましいのですが、なかなかそうもいってられませんよね。ですので兼任で構わないので、SNS運用責任者を立てるようにしてください。責任者の仕事は作業ではなく方針策定と数値管理、さらには炎上に備えたリスクマネジメントや経営陣へのレポートラインとしての役割など上流工程を担います。

これを立てずに運用をはじめると、数字がよかろうが悪かろうが責任の所在が曖昧になり(数字がよいときはなぜか「俺が責任者だ!」という人間が複数あらわれる謎仕様なのですが)どちらにしてもふわっとした存在になってしまいます。

担当者を必ず用意する

これはできれば、というかもう思い切って専任者を置くべきではないか、というのが業界における一致した見解ですね。やはり片手間での投稿では質量ともに担保が難しいと言わざるを得ません。よほどのツイ廃や黙っていても業務中に息抜きのようにSNS投稿するタイプなら兼任でもよいのですが、それはそれでまた本業への軸足は…という別の問題が立ち上がりそうですよね。

とは言え現在、なかなかの存在感をあらわしている企業公式アカウントの中の人は兼任じゃないか、という声も聞こえてきますが、おそらくですが兼任といっても専任ではないというだけで、他の業務もSNS運用に絡む領域あるいは近隣の業務ではないかとふんでいます。

成果が出るまでは我慢の日々

SNSマーケティングでいちばんやってはいけないのは短期的な成果を追い求めることです。もちろん、よほどのインフルエンサーに依頼するのであれば話は別ですが。ほとんどの場合、たいした予算もかけずに社員が片手間にポチポチはじめるというのがデフォルトでしょう。しかし、一部の有名企業やイメージのいい会社のアカウントでもない限り、一般的に知名度のない企業の公式アカウントがたまにつぶやいたり投稿するものがバズるわけがありません。

経営者、とくにベンチャーの社長の多くは自己顕示欲が強い方が少なくありません。自社のことを愛しまくっています(だから経営者なのですが…)。するとどうしてもあばたもえくぼ、親の欲目。なんでウチのアカウントはこんなにフォロワーが少ないんだ!なにやってるんだ!となりがちです。しかしSNSマーケティングほど地道な活動が求められることもありません。いつか必ずしきい値を超える日がくる、と信じて待ちましょう。

まねるは学ぶ

話題になっているSNSアカウントをまずはマネましょう。徹底的にパクる、つまりTTPです。もちろん表現や言葉尻をそのままパクるとただの盗作です。パクツイだめ、ゼッタイです。そうじゃなくて企画やトンマナを盗むのです。

「凡人は模倣し天才は盗む」

これは有名なピカソの名言です。まさにこの通りで、凡人はマネをしておしまい。だけど天才はマネで終わらず組み合わせの妙で新しい価値観を生み出すのです。それが「盗む」ということ。だからまずは人のいいところをどんどん真似るべきなんです。

まとめ

結論からいいますと、継続は力なり、です。バズに近道はありません。その代わり、一度バズを経験して、それを再現することさえできれば、そのアカウントは一生ものの価値を手にいれたも同然。バズとは共感といえます。市場から共感を得ることを再現性もってできれば、SNSマーケティングにおける勝者といえるのです。

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