企業のInstagram運用

企業のInstagram活用ガイド!始め方から運用のポイントまで徹底解説

企業のInstagram運用

Instagramを上手に活用すれば、新たな見込み客や潜在顧客とつながるチャンスが広がります。

しかし、Instagramを運用するといっても、

「何から始めればいいのか?」
「どうやって成果を出すのか?」

などの疑問をお持ちになる方は多いのではないでしょうか。

この記事では、企業のInstagram運用ガイドとして、Instagram運用の始め方から運用のポイントを解説します。

Instagram運用に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

企業がInstagramを運用すべき理由

まずは、企業がInstagramを運用すべき理由をご紹介します。なぜInstagramを運用したほうがいいのか気になる方は、ぜひチェックしておきましょう。

多くのユーザーがInstagramを利用している

Instagramは日本国内だけでも3,300万人以上の利用者がいるSNSです。また、近年では利用者の年齢層も広がり、年代によって具体的な利用者数は異なるものの、10代~60代まで幅広い年代のユーザーがInstagramを利用しています。そのようなプラットフォームで自社商品・サービスの宣伝やマーケティング活動を行なうことで、認知度向上やブランディングなどの効果を期待できます。

Instagramユーザーの行動変容

かつてInstagramは、家族や友人など身近な人の写真や動画を閲覧するためのSNSとして利用されていました。

しかし近年、ユーザーの行動は大きく変化しています。現在では、自身の生活に役立つ情報や共感できる情報を閲覧する目的でInstagramを利用するようになってきています。さらには、気になる商品やサービスの情報を積極的に収集する場としても活用されるようになっています。

このようなユーザー行動の変容により、企業がInstagramを運用することで、潜在顧客に対して自然にアプローチでき、ブランドの認知拡大や購買行動の促進につながります。特に20代~30代のユーザーにとって、Instagramは単なるSNSではなく、信頼できる情報源へと進化しているため、企業にとって欠かせないマーケティングツールとなっています。


これらの理由により、企業にとってInstagram運用は非常に重要な取り組みとなります。

企業がInstagramを運用するメリット

アカウント運用は無料でできる

企業がInstagramを運用するうえで、まず気になるのがコストですが、Instagramはアカウント開設から運用まで料金がかりません。投稿やストーリーズ、リールなどの基本機能も無料で使えます。プロアカウント(ビジネス向けプロフィール)へ切り替えても追加料金が発生することはありません。ここは、企業にとって大きなメリットと言えます。

商品・サービスの魅力を伝えやすい

Instagramはビジュアル重視のSNSです。写真や動画により、文字だけでは伝わりにくい商品やサービスの魅力を瞬時に訴求できます。また、新製品を写真付きで投稿し、ユーザーの反応をリポストすれば、具体的な活用イメージを共有できます。ここも、企業がInstagramを運用するメリットのひとつです。

企業がInstagramを運用するデメリット

企業がInstagramを運用するメリットはいくつかありますが、その一方でデメリットもあります。ここで押さえておきましょう。

運用リソースが必要になる

企業がInstagramを運用する際は、一定のリソースを確保しなければなりません。Instagram運用では、投稿を定期的に作成・発信したり、フォロワーとのコミュニケーションを行なったりする必要があるためです。また、人件費や制作費、広告費など、一定の予算を確保しておくことも大切になります。このように、運用のためにリソースを割かなければならない点は、Instagram運用の大きなデメリットと言えます。

専門知識やノウハウがないと継続が難しい

Instagramを上手に運用するには、専門的な知識やノウハウが求められます。このような専門的なスキルがないと、目的の設定やターゲット選定、コンセプト設計、フォロワーの興味を引くような魅力的なコンテンツの企画などを効果的に実施できないためです。また、SNSでは時代の流行がいち早く広がるので、トレンドに敏感である要素も必要になります。Instagramを運用する際は、社内で人材を育成したり、外部の専門家に協力を仰いだりすることも検討するのがおすすめです。

企業のInstagram運用の始め方を5つのステップで解説

ここからは、企業のInstagram運用の始め方として、5つのステップを解説します。

プロアカウントに切り替える

企業のInstagram運用では、まず個人用アカウントからビジネス用のプロアカウントに切り替えるのが大切です。プロアカウントに切り替えることで、フォロワー分析やリーチ数など、さまざまな情報を得ることができます。

加えて、ウェブサイトへのリンク設置や広告の配信など、ビジネス向けの機能も利用可能になります。切り替える方法は簡単なので、設定画面から済ませてしまいましょう。

運用戦略を立案する

プロアカウントに切り替えたら、次は運用戦略を立案しましょう。明確な目的を設定し、ターゲットとするユーザーを明らかにすることがInstagram運用を成功させるポイントとなるからです。戦略を立案したうえで、投稿内容やハッシュタグの選定、広告の活用など、データ分析に基づいた具体的な施策を立てることで、より効果的な運用が可能になります。

また、アカウントコンセプトを設定することも大切です。そのアカウントはユーザーにどんな価値を提供するのか、どのような情報を発信するのかなどのことを考慮し、アカウントの存在意義を固めていきましょう。

戦略に基づいて投稿を制作する

運用戦略を定めたら、実際に投稿を制作していきます。投稿を制作する際は、まずターゲットとなるユーザーの興味や関心を分析し、それを反映したテーマや切り口を考えましょう。

一般的には画像コンテンツが作成される傾向にありますが、動画コンテンツのほうがユーザーに伝えられる情報量が多いです。動画コンテンツも制作していきましょう。

定期的に投稿を発信する

投稿は定期的に更新することが大切です。フォロワーとの関係性を維持し、エンゲージメントを高めるためには、週に3〜4回以上の投稿が理想的とされています。一定の頻度で情報を発信することで、アルゴリズムによって投稿が優先的に表示され、リーチ数の増加にもつながります。

ただし、投稿の質も重要なポイントですので、単純に更新回数を増やすのではなく、ユーザーのニーズを捉えた価値ある情報を提供し続けることを意識しましょう。あらかじめコンテンツをストックしておき、投稿スケジュールに沿って計画的に投稿するのがおすすめです。

分析・改善する

Instagram運用では、投稿の分析と改善も重要になります。プロアカウントにすれば、インサイト機能を活用できるので、各投稿のリーチ数やエンゲージメント率、フォロワーの属性などのデータを定期的に確認しましょう。

数値を把握することで、どのような投稿がユーザーに響いているのかを知ることができます。また、分析結果をもとに、投稿の内容や投稿の時間帯、ハッシュタグの選定などを改善しやすくなります。それが、効果的なInstagram運用につながります。

これを押さえておけばOK!企業のInstagram運用で重要なポイント

ここでは、企業のInstagram運用において重要なポイントを解説していきます。アカウントを成長させたい方は、ぜひ参考にしてください。

ユーザーが求める投稿を制作する

Instagram運用で何よりも重要なのは、ユーザーが求める投稿を制作することです。ユーザーのニーズや関心事を理解し、それに合った価値ある情報を提供しましょう。自社の商品やサービスの特徴を活かしつつ、ユーザーの悩みを解決したり、役立つ情報を発信したりするのがおすすめです。

たとえば、商品の使い方や活用シーンを紹介したり、業界の最新トレンドを取り上げたり。このような投稿はユーザーの反応を獲得しやすく、アカウントの成長につながります。ユーザー目線に立った投稿を制作し、信頼関係を築いていきましょう。

フィードだけでなく、リールやストーリーズも活用する

Instagramにはフィードだけでなく、リールやストーリーズなどの投稿機能もあります。これらの機能を活用することで、より多くのユーザーに自社商品・サービスを認知してもらえます。

リールは最大3分(180秒)の縦型動画を投稿でき、音楽や特殊効果を加えることで、商品やサービスの魅力を印象的に伝えられます。一方、ストーリーズは24時間で消える短い動画や画像を投稿できる機能で、気軽にリアルタイムな情報を発信できます。たとえば、新商品の予告や限定キャンペーンの告知など、ユーザーの興味を引く情報を発信するのに適しています。

また、ストーリーズ内の投票やQ&Aなどの機能を使って、ユーザーと交流するのも効果的です。フィード、リール、ストーリーズを使い分けながら、多角的にブランドの魅力を伝えていきましょう。

ユーザーとコミュニケーションを取り、良好な関係を築く

Instagram運用では、ユーザーとのコミュニケーションを積極的に取り、良好な関係を構築することも重要になります。コメントやダイレクトメッセージに丁寧に返信し、ユーザーの声に耳を傾けましょう。ユーザーからの質問や意見に真摯に対応することで、ブランドへの信頼性が向上します。

また、ユーザー参加型のキャンペーンを実施することで、ユーザーから好感を抱いてもらいやすくなります。写真コンテストやハッシュタグキャンペーンなどを通じて、ユーザーとのエンゲージメントを深めましょう。このとき、優秀な投稿をリポストすることで、ユーザーのモチベーションが高まり、ブランドへの愛着を育むことができます。

エンゲージメント率を重視する

エンゲージメント率は、投稿に対するフォロワーの反応の割合を示す指標で、いいねやコメント、シェア数などから算出されます。高いエンゲージメント率は、フォロワーがアカウントの投稿に興味を持ち、積極的に交流していることを意味します。

企業のInstagram運用ではフォロワー数よりも、このエンゲージメント率を重視しましょう。エンゲージメント率を高めるためには、フォロワーの興味や関心に合致した価値ある情報を提供し、コメントやDMでのコミュニケーションを行ないます。

Instagram広告も取り入れる

Instagram広告は、ターゲットユーザーにリーチしたり、フォロワーを増やしたりするのに効果的なツールです。フィード広告、ストーリーズ広告、リール広告など、さまざまなフォーマットがあるので、目的に合わせて使い分けましょう。

Instagram広告では、ユーザーの興味関心や行動パターンに基づいて、精度の高いターゲティングが可能です。予算や期間、クリエイティブなどを柔軟に設定でき、リアルタイムで効果測定しながら運用できるのも魅力です。Instagram広告を投稿と組み合わせることで、認知拡大からコンバージョン獲得まで、マーケティング全般を強化できます。

企業がInstagramを運用する際の注意点

企業のInstagram運用には、いくつか注意点もあります。最後にチェックしておきましょう。

必ず投稿を続ける

Instagram運用で成果を上げるには、とにかく投稿を続けることが重要です。投稿を続けることで、Instagramのアルゴリズムの評価が上がり、各種検索での露出が増えやすくなります。露出が増えることで、ターゲットユーザーへのリーチも増え、結果的にアカウントの成長につながります。

投稿頻度はジャンルによって異なりますが、最低でも週に3回以上は行なうのが理想です。一定の頻度で投稿することで、フォロワーとの関係性が維持され、エンゲージメントを高めることができます。また、ユーザーから忘れられてしまうリスクも防げます。

炎上に注意する

企業のInstagram運用の注意点としてもうひとつ、炎上に十分注意が必要です。不適切な投稿やユーザーへの不誠実な対応は、ブランドイメージを大きく損ねる可能性があります。たとえば、政治的・社会的に繊細なトピックについては、慎重に扱いましょう。軽率な発言や差別的な表現は慎み、ユーザーからの批判的なコメントにも真摯に向き合う姿勢が大切です。

また、競合他社や個人を揶揄するような投稿も避けましょう。もし、炎上が発生した際は、速やかに状況を把握し、適切な対応を取ることが大切です。社内で情報を共有し、リスク管理部門と連携しながら、誠実な姿勢で対処しましょう。炎上を予防し、信頼されるブランドを築くためにも、高い倫理観とリスク管理意識を持って、Instagramを運用していきましょう。

まとめ

Instagramは上手に活用することで、自社商品・サービスの認知を広げられたり、購買促進につなげられたりします。SNS時代の現代において、Instagramの活用は重要な取り組みとなります。ぜひ、マーケティング活動にInstagramを取り入れていくことを前向きに検討してみてください。

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