最終更新日：2024.11.20

ECサイト（ネットショップ）運営代行とは？費用相場やおすすめの会社を比較

最終更新日：2024.11.20

「ECサイトの売上がなかなか伸びない…」
「リソースが足りず、販売施策に注力できない…」

ECサイト運営では、さまざまな課題がつきものです。

そんな課題を解決する際に、EC運営代行は有効な方法となります。

この記事では、あなたのEC運営を支援してくれる、おすすめのEC運営代行会社をご紹介します。

EC運営代行の概要やサービス内容も解説しますので、EC運営代行に興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

ECサイト（ネットショップ）運営代行とは？

「EC運営代行」とは、ECサイトの運営に関連する業務を代行できるサービスのことです。

このサービスでは、商品のリストアップや注文管理、顧客対応、物流管理など、ECサイト運営に必要な様々な業務を代行できます。　

EC運営代行の重要性は近年高まってきていて、サービスを利用することで、企業はECサイトのクオリティ向上やコストの削減につなげることが可能です。

加えて、専門的なコンサルティングを受けつつ、ECサイトにかかわる煩雑な業務から解放されます。

これにより、商品開発やマーケティング戦略の立案など、企業は他の業務に注力できるようになります。

ECサイト（ネットショップ）運営代行のメリット

ECサイト運営代行を利用すると、多くのメリットが生まれます。ここからは運営代行を利用するメリットについて解説します。

ノウハウがなくてもECサイトを運営できる

ECサイト運営代行を利用すれば、ノウハウがなくても運営が可能となります。これは、ECサイト運営代行会社が、業務全般を自社に代わって行なってくれるためです。

ECサイトの初めての運営では、何から手をつけて良いかわからない場合があります。また、ミスをすると大きな損失につながる可能性も考えられるでしょう。

ECサイト運営代行は、初めてECサイトを運営する場合でも、専門的な知識を持つプロがサポートしてくれることから、安心して運営に取り組むことができます。加えて、専門知識を持つ人材を新たに確保する必要がなくなることから、コストを抑えて利益を確保することができます。

売上アップを期待できる

ECサイトの運営代行サービスを利用すると売上向上が期待できます。

これは、サービスを利用することで、効果的なマーケティング戦略やSEO対策が行なえるためです。

これにより、ECサイトの訪問数が増え、結果的に売上向上が期待できます。売上がUPすれば、ECサイトはさらなる成長を遂げることができるでしょう。

担当スタッフに属人化しなくなる

運営代行サービスを利用することで、担当スタッフに属人化しなくなるというメリットがあります。

これは、ECサイト運営を委託することで、特定のスタッフが自社にいなくても業務が進まないという状況を避けることができるためです。

特定のスタッフに依存することなくECサイトを運営できれば、ビジネスの安定性と持続性が保たれます。

担当スタッフに属人化しなくなることで、ECサイト運営の業務の効率化やスムーズな運営が可能となるでしょう。

他の業務に集中できる

運営代行サービスを利用すると、ECサイト運営以外の業務に集中できるというメリットがあります。

これは、運営代行会社が、ECサイト運営に関わる業務を代行することから、ECサイト運営に割いていたリソースを、商品開発や新規事業の立ち上げなど、他の業務に充てることができるためです。

これにより、ECサイトを運営しながら、新たな市場への進出や海外展開など、事業の規模を拡大することが可能となります。

物流業務に必要なリソースを用意せずに済む

運営代行サービスを利用すると、物流業務に必要なリソースを割くことなく、ECサイトの運営が可能となります。これは、運営代行のサービス内容に物流業務が含まれている為です。

物流業務を自社で行なうと、余計なコストがかかったり、業務の効率を下げてしまう可能性があります。

物流業務を委託することで、EC運営に関わる業務全体の効率化を図ることができ、運送費や保管費などのコスト削減につなげられるでしょう。

ECサイト（ネットショップ）運営代行のデメリット

ECサイト運営代行を検討するのであれば、メリットだけでなく、デメリットについても確認しておきましょう。

ここからは、ECサイト運営代行のデメリットについて解説します。

ランニングコストがかかる

ECサイト運営代行を利用するにはランニングコストがかかります。これは、商品管理や顧客対応、マーケティング、システム維持費などで費用が発生するためです。

立ち上げたばかりのECサイトの場合、商品が売れるとは限らないので、利益よりもランニングコストの方が上回る可能性もあります。

そのため、ECサイト運営代行を選択するには、予算に合ったものを検討するようにし、必要に応じてプランを見直すなどの対策をとることが重要です。

自社で運営するノウハウが得られない

ECサイトの運営代行を利用すると、自社で運営するノウハウが得られないというデメリットがあります。これは、運営代行会社がECサイト運営業務を行なうことで、自社でECサイト運営に必要なスキルや知識が蓄積できないためです。

そのため、運営代行会社に依存してしまうことも多く、その状況が続くと、将来的に自社で運営を行なう際に困難を伴う可能性があります。

以上のことから、運営代行会社を選ぶ際には、一部の運営業務を自社で行なうか、運営代行会社から学べるノウハウを共有し、積極的に自社の知識として蓄積する必要があります。

ECサイト（ネットショップ）運営代行のサービス内容

EC運営代行のサービス内容は多数あります。

ここからは、EC運営代行が提供するサービス内容について解説します。

ECサイト制作

EC運営代行の主なサービスとしてECサイト制作が挙げられます。これは、商品の情報を投稿したり、顧客とやり取りするためのECサイトの制作を代行します。構築から依頼できるのはもちろん、既にあるECサイトの一部の制作や修正のみを委託することも可能です。

ECサイト制作は多くの時間と労力を必要とします。この工程を代行することで、自社の他の業務に注力しながら、高品質なサイトを効率よく構築することが可能となります。

商品撮影

EC運営代行のサービスの一つに商品撮影があります。これは、ECサイトに掲載する商品写真をプロのカメラマンや専門の撮影会社に依頼するサービスです。自社で商品を撮影すると、カメラの設定がうまくいかず、商品画像が暗くなってしまったり、商品と背景とのバランスが悪かったりして、顧客に良い印象を与えられない可能性があります。

一方、商品写真のクオリティが高いと、商品の魅力がユーザーに伝わり、購買意欲を高めます。そのため、商品撮影を代行することは、ECサイトを運営するにおいてメリットが大きいといえるでしょう。

商品登録・商品管理

商品登録は、ECサイトに掲載する商品の商品名や説明文、写真や価格などを登録するサービスです。この作業は、一つずつ行わなければならないため、作業量が膨大で、自社で行なうと、リソースを多く割く必要があります。この作業を代行すれば、自社の業務負担が減り、他の業務に注力することが可能となります。

また、登録と合わせて商品の管理も代行可能です。運営代行会社は商品管理に関する知識と経験を持つ専門家が在籍しているため、サービスを利用することで、適切な商品管理を行なうことが可能となります。

集客、マーケティングサポート

集客、マーケティングサポートとは、商品に対する認知度を高め、顧客の関心を引きつけ、購入につなげるための戦略を立てることを支援するサービスです。

運営代行を利用すると、専門知識を持つプロフェッショナルによる、マーケティング施策の立案が可能となります。これにより、ECサイトの売上向上が期待できます。

マーケティングが上手くできていないと、訪問者の数が減り、売上が低下する恐れがあります。

ECサイトの認知度を高め、顧客とのエンゲージメントを高めるためにも、運営代行を利用して、適切なマーケティング戦略をたてることが重要となります。

在庫管理・物流管理・配送代行

在庫管理・物流管理・配送代行は、商品の入荷、検品、保管、梱包、発送、在庫管理、印刷、流通加工といった一連の物流業務を代行するサービスです。

自社でこれらの業務を行なうと、大量の商品や複雑な物流管理により、手間と時間がかかる場合があります。ECサイト運営代行を利用すれば、配送業務を専門的に行ってくれるため、自社での負担を大きく軽減できます。

カスタマーサポート

EC運営代行が提供するサービスにはカスタマーサポートも含まれます。

このサービスは、顧客からの問い合わせや注文受付、返品対応などの顧客対応業務を専門的に行ないます。

カスタマーサポートは、電話やメール、LINEなど、連絡手段が多様化していることから、自社で行なうと多くの時間を割いてしまい、顧客対応が疎かになってしまう可能性があります。

EC運営代行に依頼すれば、プロによる高品質な顧客対応が可能となります。これにより、顧客満足度の向上にもつなげられます。

コンサルティング

EC運営代行はコンサルティングサービスも提供しています。

このサービスは、クライアント企業のECサイトの売上や運用効率を向上させるために、専門的なアドバイスや戦略的な支援をします。

あわせて、商品の方向性や中長期的な達成目標の設定もサポートしてくれます。

コンサルティングサービスを利用することで、EC運営だけでなく、抱えている課題や達成したい目標に合わせたマーケティング戦略を策定できます。これにより、ECサイトのパフォーマンスを最大化できます。

ECサイト（ネットショップ）運営代行の料金体系と費用相場

ECサイト運営代行の料金体系には、次の3つが挙げられます。

月額固定型
成果報酬型
複合型

月額固定型

特徴

月額固定型は、売上に関わらず毎月決まった額を支払う料金体系です。

毎月支払う料金が変動しないので、予算管理が容易にできるというメリットがあります。加えて、ECサイトが軌道に乗り、売上が上がれば、利益も高くなるという特徴もあります。

ただし、売上が伸びない月も一定の費用を支払う必要があるため、売上が低い月は、利益率が下がる可能性があることを覚えておきましょう。

費用相場

月額固定型の費用相場は、委託する業務の範囲によって異なります。

ECサイト運営業務の全般を委託する場合の費用相場は30万円〜とされています。

特定の作業を一部委託する場合は、月額で5〜10万円かかるのが一般的です。コンサルティングを重視する場合の費用相場は5万円前後となります。

成果報酬型

特徴

成果報酬型は売上に応じて費用が発生する料金体系です。発生した売上にのみ費用がかかることから、余計なコストを支払う必要がありません。

成果が出なかった月は、コストを抑えられることから、立ち上げたばかりのECサイトが取り入れるのに向いている料金体系といえます。

ただし、ECサイトが軌道にのり売上が上がれば、毎月支払う費用が必然的に高くなるため、長期的にみると、他の料金体系よりも多くのコストがかかる可能性があります。

費用相場

成果報酬型の相場は、ECサイト運営全般を委託すると、売上の10〜25％ほどです。業務の一部を委託する際は、業務に基づき単価が設定されているのが一般的です。

コンサルティングを利用する場合は、売上の10％程度が相場です。会社によっては、2年目以降は売上にかかる費用の割合を下げる料金体系を取り入れている場合もあります。

複合型

特徴

複合型は、月額固定型と成果報酬型を組み合わせた料金体系です。毎月支払う固定額や成果報酬の割合が他の料金体系よりも安く設定されていることが一般的です。

ただし、売上が上がると、かかる費用が高くなる傾向があります。そのため、複合型は、毎月の売上が安定している場合に向いている料金体系といえるでしょう。

費用相場

複合型の費用相場は、ECサイト運営業務を全般委託する場合、月額固定費20万円程度に加え売上の5〜10％発生するのが一般的です。

業務を一部委託する場合は、月額固定費5万円程度に売上の10〜15％の費用がかかる場合が多いとされています。

コンサルティングを利用する際には、月額固定費5万円前後に加え、売上の5％が費用相場となっています。

ECサイト（ネットショップ）運営代行会社の選び方

ECサイト運営を代行してくれる会社を選ぶ際は、いくつかポイントをおさえて比較検討することが大切です。

ここからは、ECサイト運営代行を選ぶ際のチェックポイントについて解説します。

自社型とモール型、支援が得意なほうを確認する

ECサイト運営代行を選ぶ際には、自社型とモール型のどちらのサポートを得意としているか確認するようにしましょう。これは、自社型とモール型では、運営の方法や戦略が異なるためです。

どちらの支援が得意かは、ホームページで確認したり、直接問い合わせをしたりすることで確認することができます。

依頼したい業務に対応しているか確認する

ECサイト運営代行会社によって、提供しているサービスが異なるため、依頼したい業務に対応しているかを確認することは非常に重要です。

自社が必要としている業務を適切に支援してくれる会社を確認することで、効率的なECサイト運営が可能となります。

ホームページや口コミ評価などを確認すると、その会社の得意分野が把握できますので、運営代行業者を検討する際には、必ずチェックするようにしましょう。

実績を確認する

支援実績を確認することで、その会社のサービスの質や信頼性を判断できます。

加えて、支援実績を通じて、自社が求めるECサイトを運営できるか、過去に類似のプロジェクトを成功させたことがあるかを確認できるでしょう。

各会社のホームページには、過去の成功事例やクライアントの評価が記載されています。支援実績の情報から、自社のビジネスモデルに適したサービスを提供できる会社かどうか比較検討すると良いでしょう。

料金体系を確認する

ECサイト運営代行会社を選択する際には、料金体系を確認するようにしましょう。

料金体系を確認することで、自社の予算に合ったECサイト運営ができるか判断できます。料金体系はサービスの内容や品質、範囲などを反映しているため、それにより適切なサービスを選択できるでしょう。

料金体系を確認しないで、会社を選択してしまうと、予想外にコストがかさんでしまい、予算を超えてしまう可能性があります。料金体系を把握しておけば、予算計画に合致した運営代行会社を選択できますので、必ず確認するようにしましょう。

おすすめのECサイト（ネットショップ）運営代行会社14選

EC運営代行サービスを提供している会社は多数あります。ここからは、おすすめのEC運営代行会社を紹介します。

CIN GROUP（asnaro）

特長

CIN GROUP(asanaro)は、ECサイト制作・運用・集客施策から、商品管理や発送までEC事業全般を一貫して請け負うことが可能です。

ECサイト制作においては、商品登録からバナー作成商品登録までをすべて実施。蓄積したノウハウをもとに“売れるECサイト”を追求します。加えて、顧客対応や注文処理、発注から決済、ピッキング、配送までをトータルでサポート可能です。

株式会社CIN GROUP(asnaro)では、ECサイト運営業務の中でも、ロジスティクスの品質の高さにも定評があります。また、大手有名モール・ショッピングカートの実績も多数あることから、その経験と知識を活かし、企業が抱える課題を解決に導きます。

会社概要

会社名	株式会社 CIN GROUP
住所	〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-19-13 J-6ビル3F

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株式会社CARDS

特長

ECモールの立ち上げから運用までトータルサポートを強みとしている会社です。経験値豊富なプロが多数在籍しているので、安心してECモール運用を任せることができます。ノウハウの移譲も可能なため、「ゆくゆくは自社でECモール運用を完結させたい」というニーズをお持ちの方にもおすすめです。

また、精度の高い戦略立案や商品企画も同社の強み。「売ること」を目的とした運用支援により、ECでの成功確率を上げることができます。Amazonや楽天、Yahoo!ショッピング、Qoo10（キューテン）など、さまざまなECモールに対応している点もポイントです。CARDSなら、あなたのECモール運用の課題を解決に導いてくれるでしょう。