FBA納品代行

FBA納品代行とは?流れから料金、おすすめの代行会社7社まで徹底解説

  • 最終更新日:2024.10.09
FBA納品代行

FBA納品代行は、Amazonが提供するFBA(Fulfillment by Amazon)サービスへの商品納品業務を代行するサービスです。

このサービスを利用することで、効率よくFBAへの納品業務を行なうことができ、企業は商品の開発やマーケティングなどの他の業務に集中できます。

今回は、そんなFBA納品代行の業務の流れや料金、おすすめの代行会社について解説します。FBA納品代行を検討する際の参考にしてください。

FBA納品代行とは?

FBA納品代行とは、AmazonのFBAサービスに関連する一連の作業を、専門の業者が代行するサービスです。これには、ラベル貼付や検品、梱包などが含まれます。

FBAとは、「Fulfillment by Amazon」の略で、自社の商品をAmazonの倉庫に納品することで、注文から発送までの業務をAmazonが一部代行してくれるサービスです。FBAに商品を預ける際には、規定に沿った商品の梱包や、ラベル貼付などの作業を自社で行なう必要があります。

これらの業務を委託することで、FBA倉庫への納品作業の手間が大幅に削減され、企業は他の業務に集中できます。

FBA納品代行の流れ

FBA納品代行の流れは以下の通りです。

①商品情報を登録する
②商品を納品する
③商品の荷受けと検品を行なう
④ラベルを貼り付け、梱包する
⑤Amazonフルフィルメントセンターへの発送する

FBA納品代行は、商品情報の登録から行ないます。その後、登録済みの商品を代行業者が指定した倉庫に納品します。

納品された商品は、代行業者によって受け取られ、検品が行なわれます。検品が完了した商品には、代行業者がラベルを貼り、適切な梱包を施し発送します。

これらが、FBA納品代行の基本的な一連の流れです。

FBA納品代行の料金はどれくらい?

FBA納品代行の料金の相場は以下の通りです。

サービス内容 料金相場
会員登録 3,000円~5,000円
月額費 2,000円~4,000円
荷受けと検品(1個あたり) ~200円
ラベル貼り付け(1個あたり) ~20円
納品代行手数料(1個あたり) 200円〜700円
配送料(100サイズ) 500円〜900円

上記の価格は目安であり、具体的な料金は会社によって異なります。利用を検討する際は直接会社に問い合わせることをおすすめします。

FBA納品代行のメリット

ここからは、FBA納品代行のメリットについて解説します。

物流拠点への納品が早くなる

FBA納品代行を利用すれば、納品が早くなるというメリットがあります。これは、専門的なノウハウを持つ代行業者に委託することで、一連の作業を迅速に行なうことが可能となるためです。商品が早く市場に出ることで、販売機会を逃しにくく、競争力を保てるというメリットもあります。これにより、売上の機会を増やすこともできるでしょう。

FBA倉庫に納品するまでの作業を委託できる

FBA倉庫に納品するまでには、商品情報の登録やラベル貼付、梱包など、幅広い業務を自社で行なう必要があります。これらの業務を行なうには、手間と時間がかかるため、委託できることは大きなメリットといえます。

特に、商品の梱包やラベル貼りは、商品ごとにAmazonの規定にそって慎重に行なう必要があることから、商品の数が多いほど、多くの時間を要してしまいます。これらの作業の手間が省けると、納品するまでにかかっていた時間を他の業務に充てることができるでしょう。

業者の保管場所を利用できる

FBA納品代行を利用することで、業者の保管場所を利用できるというメリットがあります。これは、仕入れ先から、FBA納品代行業者に直接配送できることから、自社で商品の在庫を保管する必要がなくなるためです。これにより、物流管理の負担を大幅に軽減できるでしょう。

また、業者の保管場所を利用することで、保管や作業にかかるコストを削減できるというメリットも生まれます。物流管理のコスト削減は、特に小規模企業やスタートアップ企業にとって重要な課題であるため、保管場所を利用することでコスト削減につなげられる点は大きな魅力といえるでしょう。

手軽に輸入販売ができる

FBA納品代行会社によっては、海外からの輸入手続きを代行してくれるサービスを提供している場合があります。このサービスを利用すれば、手軽に輸入販売ができるようになります。

輸入販売を始めようと考えている企業にとって、輸入に関わる手続きの難しさは障壁となります。FBA納品代行を利用することで、手軽に輸入販売ができるようになることから、ビジネスの拡大へとつなげられるでしょう。

FBA納品代行のデメリット

ここからは、FBA納品代行のデメリットについて解説します。

一定のランニングコストがかかる

FBA納品代行は、一定のランニングコストがかかるというデメリットがあります。FBA代行を依頼することにより、ダンボールのサイズごとに変動する納品代行手数料や長期在庫保管手数料などのコストが発生する可能性があるためです。これらのコストが利益を圧迫させないためにも、事前に見積もりを確認しておくことが大切です。

トラブルが起きたときの対応が遅れることがある

FBA納品代行サービスを利用すると、トラブルが起きたときに対応が遅れる可能性があります。これは、FBA納品代行業者を通じて商品を管理することから、Amazonとの直接的なコミュニケーションが難しくなるためです。

そのため、問題が発生した際に迅速な対応ができない可能性が高まります。このような事態を避けるためにも、FBA納品代行業者と定期的なコミュニケーションをとることが大切になります。そうすることで、トラブルが発生した際にも情報が迅速に共有でき、素早く対処することが可能となるでしょう。

おすすめのFBA納品代行会社7選

ここからは、おすすめのFBA納品代行会社を紹介します。

株式会社CIN GROUP(asnaro)

特徴

株式会社CIN GROUP(asnaro)は、ECサイト制作から運用、物流、カスタマーサポートまで、EC運営を一気通貫で支援するECワンストップサービスを提供しています。関東の主要エリアに倉庫を保有していていることから、円滑に業務を進められるでしょう。

同社の支援実績は累計100件を突破していて、案件継続率90%以上とその信頼性の高さを示しています。asnaroの強みは、物流コストの改善提案ができることです。物流単体だけでなく、運用面を含めたコスト改善の提案ができます。

同社では、ロジスティクスの品質の高さに定評があり、商品の入荷から出荷までを一括で処理対応することからレスポンスが非常に早いという特徴があります。これにより、物流業務を効率化できるため、商品の配送速度が上がり、顧客満足度の向上にもつなげられるでしょう。

ココがポイント

  • 関東の主要エリアに倉庫を保有
  • 支援実績は累計100件を突破していて、案件継続率90%以上を誇る
  • ロジスティクスの品質の高さに定評があり、商品の入荷から出荷までを一括で処理対応することからレスポンスが非常に早い

会社概要

会社名 株式会社 CIN GROUP
所在地 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-19-13 J-6ビル3F
実績 ANIECA
POUATU
08Sircus
価格 出荷件数:10件~500件程度 月額想定額15万円~
出荷件数:500件~2000件程度 月額想定額40万円~
出荷件数:2000件~数万件規模まで 月額想定額100万円~

株式会社富士ロジテックホールディングス

特徴

株式会社富士ロジテックホールディングスは、1918年に設立された総合物流企業です。物流業を中心に、倉庫業、運送業、不動産賃貸業、物流システム開発などの事業を展開しています。

同社のEC物流代行サービスは、EC業界で10年以上、400社以上の運用実績による独自ノウハウを活用しています。その豊富な経験から、商品の在庫管理から梱包や発送、返品・交換まで全ての購買後体験のフルフィルメント作業を代行可能です。

富士ロジテックホールディングスの強みは、対話重視のコンサルティングでECサイトの立ち上げと成長を支援し、100%正社員のプロジェクトチームでクライアントに最適な支援サービスを提供することです。これにより、最適な保管場所や配送層の提案、物流システムとECサイトの連携支援が可能となります。

ココがポイント

  • EC業界で10年以上、400社以上の運用実績
  • 対話重視のコンサルティングでECサイトの立ち上げと成長を支援
  • 最適な保管場所や配送層の提案、物流システムとECサイトの連携支援が可能

会社概要

会社名 株式会社富士ロジテックホールディングス
所在地 〒100-0005
東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル8F
実績
価格 国内配送料340円~
入庫量15円
※従量課金制

株式会社関通

特徴

株式会社関通は、大阪と首都圏を拠点に16の物流センターを展開する実績ある物流企業です。同社では、FBA納品代行サービスを提供しています。商品のピッキングから梱包、ラベル貼りまでの一連の作業を委託可能です。

同社の強みは、現場での実績、成長への対応力、ITへの適応力、人材の採用と育成、そして提案力にあります。特に注目すべきは、物流業界の新たな可能性を切り開くIT革新の取り組みで、クラウドベースの最先端システムの開発や自動化技術の導入など、クライアントのニーズに応じた革新的なソリューションを提供します。

株式会社関通のサービスを利用することで、業界に精通したカスタマイズされたソリューション、柔軟な対応と明確なコミュニケーションにより、ビジネスに真の価値をもたらすことが期待できます。

ココがポイント

  • 大阪と首都圏を拠点に16の物流センターを展開
  • 商品のピッキングから梱包、ラベル貼りまでの一連の作業を委託可能
  • クライアントのニーズに応じた革新的なソリューションを提供

会社概要

会社名 株式会社関通
所在地 〒660-0857 兵庫県尼崎市西向島町111-4
実績 株式会社エア・リゾーム、デカトロンジャパン株式会社、株式会社エコリング
価格 要問い合わせ

株式会社オープンロジ

特徴

株式会社オープンロジは、東京都豊島区東池袋に本社を置く企業で、スマホやPCから物流業務を外注できるプラットフォームを運営しています。

オープンロジのEC物流代行サービスは、9,500社以上の豊富な実績があります。FBA納品にも対応していて、一連の作業を委託可能です。独自の倉庫ネットワークで調整が必要な商材に関しても幅広く対応しているのも同社の魅力といえます。

株式会社オープンロジのFBA納品サービスを利用すれば、商品の入庫指示のみで他の業務を全て委託できます。これにより、物流業務の時間を大幅に削減することができるでしょう。

ココがポイント

  • スマホやPCから物流業務を外注できるプラットフォームを運営
  • 9,500社以上の豊富な実績
  • 独自の倉庫ネットワークで調整が必要な商材に関しても幅広く対応
  • 会社概要

    会社名 株式会社オープンロジ
    所在地 〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目34-5 いちご東池袋ビル9F
    実績 香港宇宸電子有限会社
    価格 要問い合わせ

    醍醐倉庫株式会社

    特徴

    醍醐倉庫株式会社は、創業から60年以上の歴史を持ち、物流倉庫と発送代行サービスを提供しています。特にEC事業者向けの物流代行サービスに力を入れています。醍醐倉庫株式会社は、その高度な物流サービスと確かな実績により、EC事業者から信頼を得ています。物流業務全般のコンサルティングから始まり、効率的な在庫管理まで、企業の物流業務をサポート可能です。

    醍醐倉庫株式会社のFBA納品代行は、Amazonへ商品を納品するための検品、梱包、納品などの業務を一手に引き受けます。これにより、発送手続きの手間を削減でき、サービス向上やマーケティングなどの他のコア業務に集中できます。

    同社は、ダンボール1箱から利用でき、従量課金で無駄のない料金体系を採用。一時的な出荷数の増加にも対応できることから、コストの増加や機会損失の心配がありません。

    ココがポイント

    • 高度な物流サービスと確かな実績により、EC事業者から信頼を得ている
    • Amazonへ商品を納品するための検品、梱包、納品などの一連の業務に対応可能
    • ダンボール1箱から利用でき、従量課金で無駄のない料金体系を採用

    会社概要

    会社名 醍醐倉庫株式会社
    所在地 東京都大田区仲池上1-30-3
    実績
    価格 要問い合わせ

    株式会社JCC

    特徴

    「株式会社JCC」は、DM発送代行事業を基盤として、ECストアの物流代行、およびAmazonの物流代行サービスを行なっている会社です。その中でも、特に「FBA納品代行」に強みを持っています。

    同社は、一度商品をJCCの倉庫に入れてしまえば、FBAの納品に必要な作業や加工をJCCが行ない、FBAの各拠点への納品まで代行することが可能です。また、JCCのFBA納品代行は、株式会社JCCというDM発送代行の会社を母体に持っており、会社創業から技術を培ってきたことも大きな強みといえます。

    JCCでは総面積1,500坪を超える4つの倉庫を所有し、商品を徹底管理します。FBAへの納品は指示があれば即対応可能で、全国の顧客への個別発送もできます。売れる個数をFBA倉庫に送り、その他の商品はJCCで保管し、利益を最大化することも可能です。

    ココがポイント

    • 一度商品をJCCの倉庫に入れてしまえば、FBAの納品に必要な作業や加工をJCCが行ない、FBAの各拠点への納品まで代行することが可能
    • 総面積1,500坪を超える4つの倉庫を所有し、商品を徹底管理
    • FBAへの納品は指示があれば即対応可能で、全国の顧客への個別発送もできる

    会社概要

    会社名 株式会社JCC
    所在地 福岡県大野城市仲畑2-11-48
    実績
    価格 納品数100 (関東、2kgまで) 6,650円
    納品数100 (関東、10kgまで) 6,870円

    株式会社優知(FBA代行センター)

    特徴

    株式会社優知は、ネット通信販売を基幹ビジネスとし、様々なサービスを提供している企業です。同社のFBA代行センターでは、納品代行だけでなく出品代行にも対応しています。より多くの商品を販売することを目的としていて、一つ一つの商品に適切なコメントを付けて、顧客の購買意欲を促進します。

    また、商品到着から72時間以内のスピード作業で出荷できるのも同社の強みです。これにより、販売数をより多く伸ばすことが可能となります。Amazonカタログに存在しない商品や、200cm超え商品を除いて全ての商品に対応できます。商品の保管が必要な場合は、商品保管料無料で保管できます。

    加えて、商品の数に限度がなく、1度に100、200個と送ることもできます。商品に指紋や汚れがつかないように白手袋を着用して検品作業を行なうなど、全ての作業を丁寧にこなすことで、クオリティの高い納品業務を実現します。

    ココがポイント

    • 納品代行だけでなく出品代行にも対応
    • 一つひとつの商品に適切なコメントを付けて、顧客の購買意欲を促進
    • Amazonカタログに存在しない商品や、200cm超え商品を除いて全ての商品に対応

    会社概要

    会社名 株式会社優知
    所在地 〒341-0056 埼玉県三郷市番匠免1丁目30
    実績
    価格 プレミアム会員
    月額費 4,900円
    商品保管料 無料
    荷受け手数料 50円/1箱

    一般会員プラン
    月額費 無料
    商品保管料 無料
    荷受手数料 50円/1箱

    FBA納品代行を比較検討する際のポイント

    実際にFBA納品代行を比較検討する際は、次のポイントをチェックすることをおすすめします。

    無理のない料金システムか確認する

    自社に合うFBA納品代行を選択するには、無理のない料金システムかどうかを事前に確認することが大切です。これは、同じサービス内容でも料金システムは会社によって異なるためです。

    たとえば、従量課金制を採用している企業であれば、ビジネスが拡大するにつれてかかる料金が増えるため、スタートアップ企業にとっては、負担が大きくなる可能性があります。一方、会社によっては固定費用制を採用している場合もあり、この料金システムだと、一定の出荷料がある企業にとっては、コスト効率が良くなる場合があります。

    そのため、費用を確認する際は、表示価格だけでなく料金システムの詳細とサービス内容を確認することで、予算に合ったFBA納品代行を選択できる可能性が高まります。

    発送スピードが許容範囲内か確認する

    FBA納品代行を検討する際には、発送スピードが許容範囲内か必ず確認するようにしましょう。

    商品が顧客に届くまでの時間は、顧客満足度に大きな影響を与えます。FBA納品代行サービスは、24時間以内に発送できる会社もあれば、発送までに数日かかる場合もあるので、契約前に確認しておくことが大切です。

    発送スピードを確認する際には、ピーク時にも発送スピードを一貫して保てるか、休日も稼働できるかなども確認しておくと良いでしょう。

    まとめ

    FBA納品代行を利用すれば、FBA納品に関わる一連の業務を委託できることから、企業は他の業務に集中できるというメリットがあります。

    ぜひ本記事の内容を、FBA納品代行会社を比較検討する際にお役立てください。

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